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2011年6月26日 (日)

「日常茶飯事」(エンターブレイン:夏本満)

「この力 役に立ったことありませんが」(島田さん)

 

4月発売の「fellows!」は4分冊でした。原稿集まりすぎたからって、隔月刊の雑誌が4月だけ週刊で出します、ってそんな前代未聞な。

すでに6月号が出ていますが、「fellows!」16号Dから読切ご紹介。

 

人に触れるとその心が読める島田さんですが、その能力が何かの役に立ったことがない。むしろ、人の心が読めてしまうことで、人と仲良くなることに躊躇するようになり、クラスでも孤立しがち。

そんな島田さんが、ギャルで子供な思考の姫野さんの生徒会選挙立候補を手伝うことに。対立候補の市村さんも巻き込んでの選挙活動は、姫野さんと市村さんの間の垣根も取り払って……

 

って、本当に島田さんの能力役立ってない!?

ほのぼの学園ものに、心を読める能力者を投入することで何かことを起こすのではなく、物語中の視点を固定しながら各キャラの心情を映し出すプロットが秀逸。

イラストもシンプルでいながら特徴的で見やすい。

心がほっとする作品でした。

 

01_4

島田さんは人の心が読めるけれど、それ故に人と距離をとってしまう。

 

02_4

ギャルの姫野さんが始めた著名活動は、対立候補の優等生・市村さんも巻き込んで、他の生徒たちにも広がっていく。3人並んで立っているだけでのシーンでもそれぞれの性格が分かるのが面白い。

 

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