「箱入りドロップス」(芳文社:津留崎優)
「あざとい! 雫ちゃんあざとい!」(桂木萌)
西森雫・高校一年生。今まで学校にも通ったことのない筋金入りの「箱入り娘」である。
そんな彼女が姉の協力で家を抜けだし、一人暮らしをすることに。初めて目にする『日常』は新鮮なことばかりで……少女の成長物語。
いわゆる日常系の4コマなのですが、ヒロインが世間知らずの「箱入り娘」。コンビニで驚いたり、スタバでびびったり、と、お約束の反応が楽しめます。
それだけだとよくある話、あざといあざとい、で終わるのですが、どうもこの漫画、ちょっと毛色が違う。
スタバの店員に声をかけられ、びびる雫。
初めてする花火に宿題が手につかない雫。
あざとい! 雫ちゃんあざとい!
この雫ちゃん、いわゆる“アホ毛”がついているのですが、これがまた4コマという形態において非常に便利な役割を果たしています。
嬉しい/楽しいとぺぺぺぺと動く。
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あざとい! 雫ちゃんあざとい!(このコマ便利だな……)
あざとい、で終わらないのは、多分、ヒロインの雫の性格。「お嬢様」「よい子」ではあるのですが、どうもそれだけでは説明できない。
なんでかなー、と思いながら読んでいたのですが……
このコマ。
これ、小学1年生の反応ですね。ともかく、何でもかんでも新鮮。
“萌え”の文法ではなく、“子ども”の文法で描かれているんです。
もうひとつ、分かりやすい例を。見るものすべてが新鮮だから、全力で今を楽しむ。
それでも、雫は高校生。反応が子どもでも……
ラブコメ分があります。
あざとい! 雫ちゃんあざとい!
他にも「初めての友だち」といった関係など、人間関係が広がっていく楽しみも。
オススメです。
何か最近、紹介記事だと四コマばかりな気がする……

