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雑誌掲載・読切

2011年7月20日 (水)

「おはなしあやちゃん」(芳文社:宮原るり)

「どこのジゴロですか」(宮原るり)

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毎回ひとりの作家に焦点を当てて編集される、まんがタイムコレクション。今月発売の号は宮原るり特集です。

コレクションシリーズは、だいたいは該当作者の単行本未収録部分+他作者の作品、という構成が多いのですが、今回はほぼ100%宮原るり作品。他作者はむんこによるエッセイ漫画が1本あるのみです(それもエッセイ対象は宮原るり)。

 

その分贅沢な作り。「恋愛ラボ」と「みそララ」は、ひとつのエピソードが区切りのいいところまで。そしてコラボの書き下ろしが2つも収録。

 

そして個人的に今回のメイン!

まんがホームの目次欄にて絶賛連載中の「おはなしあやちゃん」が全話収録です。

この「おはなしあやちゃん」。宮原るりの姪っ子の話。子供ネタは面白くないはずはないのですが、問題は、まんがホーム(月刊)の目次の欄に1回1本しか載らない、ということです。

今回収録されているのが44本ですが、これだけで約4年分です。始まった当初小学1年生になったあやちゃんも、現在もう4年生ですヨ。単行本出ることはほぼないので、宮原るりファンの人はこの機会に是非どうぞ。

今後の可能性としては、「みそララ」か「恋愛ラボ」の巻末に特別収録とかに期待するくらいでしょうか。

 

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まんがホームの目次漫画「おはなしあやちゃん」。毒舌なあやちゃんが面白すぎる。ページを3回めくると1年経っているので、あやちゃんの成長が物凄いことに。ジゴロあやちゃんと眼鏡あやちゃんは反則級に可愛いです。

 

Photo_3

描きおろしも2編収録。「恋愛ラボ」と「みそララ」のクロスオーバーものは、単行本では「恋愛ラボ」に収録……かな? もうひとつは普通のストーリー漫画形式のもので「恋愛ラボ」キャラの過去話。作者は本当にスズが好きだなぁ。

 

2011年6月26日 (日)

「日常茶飯事」(エンターブレイン:夏本満)

「この力 役に立ったことありませんが」(島田さん)

 

4月発売の「fellows!」は4分冊でした。原稿集まりすぎたからって、隔月刊の雑誌が4月だけ週刊で出します、ってそんな前代未聞な。

すでに6月号が出ていますが、「fellows!」16号Dから読切ご紹介。

 

人に触れるとその心が読める島田さんですが、その能力が何かの役に立ったことがない。むしろ、人の心が読めてしまうことで、人と仲良くなることに躊躇するようになり、クラスでも孤立しがち。

そんな島田さんが、ギャルで子供な思考の姫野さんの生徒会選挙立候補を手伝うことに。対立候補の市村さんも巻き込んでの選挙活動は、姫野さんと市村さんの間の垣根も取り払って……

 

って、本当に島田さんの能力役立ってない!?

ほのぼの学園ものに、心を読める能力者を投入することで何かことを起こすのではなく、物語中の視点を固定しながら各キャラの心情を映し出すプロットが秀逸。

イラストもシンプルでいながら特徴的で見やすい。

心がほっとする作品でした。

 

01_4

島田さんは人の心が読めるけれど、それ故に人と距離をとってしまう。

 

02_4

ギャルの姫野さんが始めた著名活動は、対立候補の優等生・市村さんも巻き込んで、他の生徒たちにも広がっていく。3人並んで立っているだけでのシーンでもそれぞれの性格が分かるのが面白い。